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【魅せる施工事例③】“インスタ映え”する施工事例写真の撮り方

CAREECON
3009

目次(この記事の内容)

  1. 道具:一眼カメラ+広角レンズを揃える
  2. 時間:日差しの角度から最適なタイミングを割り出す
  3. 具体例:インスタ投稿に見る、施工事例撮影6つの鉄則

住宅建築会社、リフォーム会社、外構工事会社、設計事務所…、建設業界にとって施工事例写真は重要なコンテンツです。しかし、こだわって設計し、部材にもこだわった家なのに、写真が良くなかったために魅力が伝わらないということがあると思います。この記事では、自社で撮影する際に、魅力が伝わる、「インスタ映え」する施工事例写真の撮り方を紹介します。




道具:一眼カメラ+広角レンズを揃える

施工事例写真をコンパクトデジカメやスマートフォンで撮影する方も多いと思います。最近は性能が上がってきましたが、やはり限界があります。人気のインスタグラマーは、スマホ片手に撮影しているイメージが付いていますが、自撮り以外は「デジタル一眼レフカメラ」や「ミラーレス一眼カメラ」で撮影している人が多いようです。

ちなみにデジタル一眼レフとミラーレス一眼の違いは、簡単に言えばサイズとレンズのバリエーション、手ぶれの起こりにくさです。

■ デジタル一眼レフ

カメラの王道、デジタル一眼レフ。やはり写りの良さは一番です。

EOS_Kiss_X9Canon|EOS Kiss X9|https://cweb.canon.jp/eos/lineup/kissx9/
・メリット 高画質、交換レンズが豊富で自由に選べる、頑丈で耐久性が高い、バッテリーの持ちが良い
・デメリット サイズが大きい、重い、持っていて安定しない、値段が高い


Amazonで見たところ、現在(2018年12月4日)の一番人気は、「Canon EOS Kiss X9」で、画角18-55mmのズームレンズがセットになって、59,800円です。

■ ミラーレス一眼

一眼レフカメラは、レンズから入ってくる景色を、カメラ内部の鏡(レフ)に反射させ、光学ファインダーを通して確認しながら撮影します。ミラーレスは、そのミラーと光学ファインダーがないカメラです。

LUMIX_GF9Panasonic|ルミックス|DC-GF9|https://panasonic.jp/cmj/dc/g_series/gf9/
・メリット サイズが小さい、軽い、手ぶれが起こりにくい
・デメリット 一眼レフに比べれば交換レンズが少ない


Amazonでの現在の一番人気は「Panasonic ルミックス DC-GF9」で、画角12-32mmのズームレンズと単焦点の標準50mmレンズの2本がセットになって、52,370円です。

どちらも中古であれば、もっと安くなります。ミラーレスは比較的新しい技術なので、中古価格はさほど下がっていませんが、デジタル一眼レフの少し前の機種であれば、かなり下がっています。ホームページで使う分には、画質的に現在の機種とそれほど大きく変わりません。

交換レンズ

カメラ本体だけでなく、レンズも重要です。施工事例のように建物の内外観を撮影する場合、1枚で広い範囲を写せて、周辺が歪まない「広角レンズ」が最適です。


どのぐらい違うのか、見てみましょう。

【広角レンズ:35mm/フルサイズ換算で16mm】の場合

広角レンズ:35mmフルサイズ換算で16mm

【標準レンズ:35mm/フルサイズ換算で35mm】の場合

標準レンズ:35mmフルサイズ換算で35mm

よくスマホグッズで「広角」と書かれた取り付けタイプのグッズがありますが、ほとんどは周辺が大きく歪む「魚眼レンズ」と呼ばれるタイプです。歪んで見えると施工事例写真としては“作り物”に見えてしまい、魅力がなくなります。

歪みが少なく、レンズにある「〇〇mm」という数字が小さいレンズを選びます。数字の目安としては、35mmフルサイズ換算(※)で24mm以下です。10mm台だとかなり広い範囲が写せます。

Canon_10-22mm

※35mmフルサイズのセンサー(撮像素子という言い方も)は今のところ、高額なプロ用カメラにしか搭載されていません。一般的には「APS-C」というサイズが普及していて、レンズに書いてあるmm数を1.6倍した広さを写します。それを35mmフルサイズ換算と言います。たとえばレンズに10mmとあれば35mmフルサイズ換算では16mm、15mmとあれば24mmとなります。

ちなみに私が最近購入したのは、Canon EF-S 10-22mm というレンズで広角で歪みが少ないものですが、新品定価 98,000円のところ、オークションで25,000円ほどでした。


本体より高かったとしても、構わずレンズは良いものを使いましょう。写真の仕上がりが断然違ってきます。

時間:日差しの角度から最適なタイミングを割り出す

機材が揃ったら、次は撮影です。撮影する時間はどうやって決めていますか? 実は撮影する時刻によって光の方向や角度が違うため、特に外観では見え方が大きく変わります。でも難しいことはありません、簡単に割り出す方法がありますのでご紹介します。

 外観撮影の場合

外観撮影では太陽の位置が重要です。撮影する時間によっては逆光になって、せっかくの外観が暗くなってしまうことがあります。

【逆光】の場合。太陽が明るすぎて、建物の正面が暗くなります。

【逆光】の場合

【順光】の場合。建物がきれいに明るく写ります。

【順光】の場合

太陽の位置によって、こんなにも印象が異なります。狙うべきはもちろん「順光」ですが、これは建物の向き(方角)によって最適な時間が異なります。そこで以下の簡単な4つのステップに沿って、順光の時間を割り出すことをお勧めします。

外観がきれいに撮影できる時間の決め方:4つのStep》

Step 1)建物の方角を地図などでチェックします。

Step 2)撮影する方向(アングルと言います)を予想します。

Google_map

Step 3)1日の太陽の位置と季節を考慮しながら、きれいに撮れる時間を確認します。

時間によって順光となる壁面が変わり、太陽の高さから朝夕よりも昼のほうが光が回りやすいという特徴もあります。さらに季節によっても夏は太陽の位置がより高くなり、冬はより低くなるという傾向があり、影の長さなども変わってきます。

1日の太陽の位置と撮影タイミング

上記を考えると、春と秋の場合はおおよそ以下が撮影に適した時間となります。夏であればきれいに撮れる時間帯が長くなり、冬は短くなります。

・南正面のアングル = 09:00~16:00
・東正面のアングル = 09:00~12:00
・北正面のアングル = 11:00~14:00
・西正面のアングル = 13:00~16:00


たとえば上の「Step 2」の地図の建物を撮影する場合、南東正面で撮影するので、9:00~午後遅めまできれいに撮れそうなので、9:00か10:00からの撮影がよさそう、などと予想できます。

Step 4)天気予報も見ながら時間を決める

雨や、雲が厚い曇りの場合は、陰影がなくメリハリがない写真になりがちなので、晴れの日や時間帯を選びます。

 室内撮影の場合

室内の場合は、それほど神経質になる必要はありません。下のようなケース以外では、いわゆる昼間の時間帯であればおおよそ撮れるでしょう。

・西日が強く入る家の場合 = 午前中や午後早め
・照明器具にこだわった家の場合 = 夕方
・日差しを写真に入れたい場合 = 欲しい角度で日差しが入る時間


晩遅いと人間の目にはきれいに見えますが、写真にすると暗い場合が多いので、日が暮れてきた夕方に撮影します。ただ、三脚があれば晩でも大丈夫です。

具体例:インスタ投稿に見る、施工事例撮影6つの鉄則

基本を押さえたところで応用編です。実際にインスタに投稿されている施工事例写真から、きれいに見え、物件をより良く表現するための鉄則を6つほどあげてみました。

鉄則1■ 縦横のラインはどちらかを真っ直ぐに

建物には、水平と垂直のラインがあります。両方とも真っ直ぐ写せば一番安定した見え方になりますが、平面的になりがちです。そこでアングルを工夫するのですが、水平と垂直、両方を曲げてしまうと、見ていて違和感を感じやすくなります。


そこで、どちらか一方を真っ直ぐにするのが鉄則といえます。上の写真では、水平の横のラインはあちこちで斜めになっていますが、垂直の縦のラインが真っ直ぐなので安定して見えます。

鉄則2■ 奥行きを出したい場合は斜めに撮影

外観でも室内でも、正面から真っ直ぐ撮ると、薄っぺらく平面的な写真になりがちです。


そこで、建物を斜めから撮ることで、立体的になり、奥行きが出ます。正面だけでなく、側面が見えることで、厚みが出て重厚な印象を与えるようになります。

鉄則3■ 大きさがわかる対比物を入れる

建物の大きさは外観や部屋だけ見ていてもわかりにくいものです。そこで、大きさがわかりやすいよう、対比できる物を置いて撮影しましょう。


たとえば「カーポートにクルマ」「庭にお子様やワンちゃん」など、対比物が入ることでどのぐらいのサイズ感なのかがわかり、どんな生活ができそうか、どんな家具が置けそうかということまでイメージしやすくなります。

鉄則4■ 小道具を使う

竣工後すぐに撮影する場合など、室内に生活感がないままで撮影した写真をよく見かけます。しかし家は竣工して完成ではなく、住んではじめてスタートです。どんな生活になるのかがわかるよう、小道具は重要です。


事例写真の中に映す家具、雑誌、器、テーブルランナーやランチョンマットなどのファブリックなどは、「お客様にこういう生活をしてほしい」というメッセージでもあります。

鉄則5■ お施主様に入っていただく

どんな生活ができるのかを一番リアルに表現できるのはお客様(お施主様)です。施工事例写真はできるだけお施主様に入っていただくことをお勧めします。そのとき、記念写真のようにカメラ目線で立っていただくのではなく、普段の生活の1シーンを切り取る形で撮影できれば、見た方へのアピールは大きくなります。

鉄則6■ 緑を手前に入れる

緑(植物)は“素敵効果”の大きい自然の小道具です。外観では、なるべく樹木を写真に入れるようにします。その際、上の写真のように、手前(写真では左上)に縁を入れ込むと雰囲気が出ます。これは室内の写真でも同じです。観葉植物は鉢植えは、なるべく手前で、しかも奥の物を隠さない位置に入れ込むのが鉄則です。

***


良い写真は様々なことを語ります。会社の感性、設計力、技術力、社風など、お客様は写真から様々なことを読み取ります。ぜひ、お客様に語りかけてくれる施工事例写真を撮影してください。

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