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目次(この記事の内容)
携帯電話会社のCMなどで、「5G(ファイブジー/ゴジー)」という言葉がよく聞かれるようになってきましたが、皆様は5Gについて詳しくご存知でしょうか。
「5」と「G」という、数字とアルファベットのたった二文字の組み合わせに過ぎないこの言葉ですが、実は建設業界を劇的に進化させる、とっても巨大なパワーが秘められています。
そこで今回は「5G?ようわからん!」という方でもご理解頂けるよう、5Gの特徴や建設業界をどう進化させる可能性があるのかなど、噛み砕いて解説します。
まずは「5Gとは何か?」ですが、5Gを一言で説明するなら「現在より通信速度や通信容量などが飛躍的に向上する、次世代の通信システム」と言えます。ちなみに現在の通信システムは「4G」、日本語では「第4世代」と呼ばれており、その次として登場する通信システムなので「第5世代=5th Generation」、略して5Gと呼ばれている訳です。
では飛躍的に向上するって一体どれくらいかですが、通信速度や通信容量は現在の4Gの10倍から25倍以上になると言われています。仮に10倍だったとしても、2時間の動画といった巨大サイズのデータが、5Gならわずか3秒程度でダウンロードできてしまう驚異的な速度になります。
しかも、5Gがすごいのは超高速・大容量通信だけではありません。これまでの携帯電話の通信環境で皆様が不満に感じていたことが解消する、次のような優れた特徴を持っているのです。
5Gなら1km平米あたりで、なんと100万台以上の通信機器が同時接続可能です。ちなみにこの接続数は、現在の30~40倍に匹敵します。これなら周辺に基地局が乏しい建設現場でたくさんの通信機器を利用しても、混雑によって通信が途切れてしまう心配がなくなりまね。
要はとっても重たいデータも、遅れることなくリアルタイムで伝送できるようになるのも5Gの大きな特徴です。
電源が確保しにくい建設現場でのスマホ利用は、業界の悩みのタネでしたが、5Gなら消費電力が従来の半分以下になりますので、バッテリー切れの悩みが大幅に解消します。
5Gが革新的な通信システムであり、建設業界に好影響をもたらすことはおわかりいただけたと思いますが、実は5Gの普及は建設業界に直接的な特需ももたらしてくれます。
5G通信網整備に向けた、新たな基地局設備投資の存在です。
5Gは4Gより電波の直進性がとても高いため、建物など障害物があるエリアでは電波が届きにくくなるというデメリットがあります。その問題の解決にはソフト面での技術開発だけでは困難であり、抜本的に解決するには中継基地局を大幅に増やす必要があるのです。
では「基地局を新たに整備するために、どれくらいの予算が組まれているか?」ですが、NTTなど大手通信4社の総額だけでなんと4兆円。しかもこの4兆円規模の予算は首都圏などの特定地域だけにばら撒かれるのではなく、離島なども含めた全都道府県に及びます。
つまり、地元に密着して活躍している全国の中小建設事業者の皆様の協力なくして、日本全体の基地局の整備などできませんので、5G普及は皆様の仕事に直結することになります。
これは特に通信系工事を行う会社にとって大きなビジネスチャンスです。
5Gの普及は通信の利便性を高めるだけでなく、安全性なども含めた建設現場での作業のあり方を劇的に変える可能性を秘めています。
具体的な事例でご紹介しましょう。
建設機械や、土砂、資材などの運搬用車両の遠隔自動操縦は、一部の現場で実用化されてはいるものの、全国的に普及しているとは言えません。
その理由ですが、建設機械は微妙な操作が求められるため、遠隔で自動に行うには現場映像と機械の操作が遅延なく双方向で伝達される必要があり、4Gの通信技術では限界があったからです。
5Gであれば大容量のデータを遅延なく伝達できますので、建設機械の感覚的な油圧操作も、作業員が現場にむかうことなく、自宅やオフィスなど安全な場所で遠隔操作するなんてことも実現します。
5Gが登場すれば、建設現場でのドローンの活用範囲や利便性も更に高まります。
例えばドローンを使って測量解析を行う場合、これまではドローンを回収してデータを取り出してから解析を行う必要がありました。
5Gならリアルタイムで大容量のデータを伝送できるので、ドローンを回収することなく、飛びながら送られてくる3次元のデータをリアルタイムで解析できたり、3Dでの図面化ができたりするようになります。
また、足場がない高所での現場状況確認が必要になった場合でも、ドローンを飛ばし、回収することなく、現場の様子をすぐさまクリアな動画映像で詳細に確認できるようにもなります。
ドローンは測量や現場撮影などの分野ですでに一定の成果をあげていますが、このように5Gが登場すれば、ドローンを更に活かせるようになることで、現場での生産性や安全性も一層高まることが期待できますよね。
建設業界で大注目の「BIM」、すなわち3Dによる建築物のモデル化は、建設業界の作業効率を高めるワークフローとして期待を集めていますが、3Dによる建築物のモデル化は作業効率だけなく、施主に対する提案力やインパクトの増大も期待できます。
施主の立場になって考えればわかりますが、平面な紙面に描かれた3D画像や厚紙で作られた模型より、VR、即ち3Dの立体建築物を街並みなどが描かれた仮想空間の中で見た方が、断然迫力やインパクトがあるし、理解もしやすいですよね。
しかし、VRを視聴するには従来、高性能のパソコンに繋がった専用のゴーグルが必要でした。
ところが現在、5Gに対応したスマホがあればスマホとつなぐだけで、美しく高精細なVRをどこでも手軽に視聴できる、しかも安価なVR用ゴーグルが開発されつつあります。
5Gと共にこうしたVR機器が普及すれば、施主を口説く道具の主役はペーパークラフトや図面から、スマホとVR用ゴーグルに取って代わるかも知れません。
2019年度より、高さ6.75m以上の建設現場においてフルハーネス安全帯の装着が義務化されましたが、フルハーネス安全帯は正しい手順で、正しく装着されていなければ、ちゃんと機能してくれません。
そこで5Gの普及をにらみ、フルハーネス安全帯にセンサーを取り付け、正しい手順で装着されたか、安全帯が機能しているかを遠隔で、リアルタイムでチェックできるシステム「プロテクタ 3M ハーネス型安全帯」の研究開発が進んでいます。
昨今、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が多発していることもわかるとおり、人間はミスを犯す生き物であり、安全性を向上させるには作業員への教育や指導だけでは限界があります。
技術的な側面からも安全性を高める取り組みは不可欠と言えますが、5Gは業界の生産性向上だけでなく、安全性向上にも大きく貢献してくれる頼もしい存在となりそうです。
インターネットを中心とした通信の世界は、日進月歩どころか秒進分歩のすさましい勢いで進化を遂げています。またインターネットの進化だけでなくAI(人工知能)、IoT(物がインターネットに接続される仕組み)、ロボティクス、ドローン、VRなど、こうした新興のテクノロジーと合わせ、現在起きている様々な技術革新は「第四次産業革命」とも言われています。
第四次産業革命が建設業界をこの先どこまで変えてゆくかはもはや想像すらできませんが、5Gの登場により、今まで難しかったことが「すばやく、簡単に、安全に、安定的にできる」ようになり、建設業界の技術革新きく前進することだけは間違いありません。
また同時に建設業界ではITツールの活用がトレンドになっています。これまでに人力でやっていた作業をITツールに任せることで、作業効率が高まり、仕事をしやすい環境を整備できるのです。
CAREECONもITツールの1つ。「スマやパソコンで協力会社とつながれるサービス」になっています。
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