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i-Construction対応のドローンスクールで、ここまで学べる!

CAREECON
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目次(この記事の内容)

  1. ドローンスクールはエンタメ系とビジネス系がある
  2. 建設でドローンを使う場合に必要な知識とは
  3. ドローン写真で測量するための手順
  4. 実技は自動航行、手動、緊急時対応も必須
  5. 御社でもドローンをビジネスに取り入れてみませんか?

建設現場をICT(情報通信)技術で効率化・洗練化させる国土交通省の施策、「i-Construction」。3D図面での計画・工事を進めるために、測量時点からドローンで上空から撮影した写真を3次元化することが想定されています。

現在は外部のプロに依頼する会社が多いですが、ドローンの空撮測量を教えるスクールも出始め、「i-Construction対応」をアピールするコースまで登場しています。そこで今回はJUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)認定校で全国に15校をアライアンス運営している「D-ACADEMY(ディー・アカデミー)関東本部」(http://d-academy.co.jp/)でi-Constructionに必要なドローンの知識や技術について伺いました。




ドローンスクールはエンタメ系とビジネス系がある

今、ドローンの世界は2極化しています。空撮や操縦の楽しさを追求するエンターテインメントの方向と、測量や物流で実務に活用するビジネスの方向です。同じドローンではありますが、求められる知識やスキルがかなり違います。

スクールも知識講習の有無、実技は屋内か屋外か、測量などの実務講習があるかといった部分で分かれます。今回伺った「D-ACADEMY」は「i-Construction対応」を全面に出したビジネス系スクールです。「もともと生コン会社を経営していて、早期引退後、小学校時代からRC機を飛ばしていた経験を生かしドローンで起業しました」(代表・依田健一氏)ということで、建設に詳しい代表がカリキュラムを作成しています。

D-ACADEMY

▲D-ACADEMY 関東本部・代表の依田健一氏。国土交通省・東北地方整備局などが実行委員に名を連ねる日本初のドローンの全国大会で優勝チームのリーダーを努め、アートイベントでの操縦や機体のカスタマイズなども手掛けています。

建設でドローンを使う場合に必要な知識とは

「ビジネスでドローンを使う場合、法律を守り、安全に飛ばすことが絶対条件です」と言うように、4日間のうち2日は座学(神奈川県横浜市)でドローンの歴史や技術、構造、安全対策、電波までを学びます。案件によって使用するドローンの機種が違い(ちなみにこちらでは数十台のドローンが用意されているとか)、国土交通省の許可・承認申請方法が必要になる場合もあります。

たとえば構造体の点検をする場合でも、外観を撮影して大きな傷やひび割れを識別する場合は通常のカメラやズームカメラで、外壁の浮きなどを調査する場合は赤外線カメラで、などと積む機材が変わります。そうすると赤外線カメラは重いのでドローンの機材も大型になるなど、知っておくべき内容は多岐に渡ります。

シミュレーター操縦訓練

▲座学中にシミュレーター操縦訓練もあります。これでプロポの持ち方や操縦の感覚が掴めるそうです。

ドローン写真で測量するための手順

i-Constructionに関する知識では、ドローンで撮影した写真から、どう測量するのかという実践的なノウハウも必要です。たとえばこのスクールで教えてもらえる手順を簡単に紹介します。

まず、ドローンで測量したい場所を自動航行にて撮影します。カメラで連続写真を撮影(ラップ撮影)していく方法が一般的です。ちなみに下の写真は3分~5分ほどの飛行で撮影できるそうです。

ドローン撮影写真一覧

その写真をすべて選択して、「Agisoft PhotoScan」というアプリケーションで、オルソ画像と呼ばれる3D画像に合成しX・Y・Zの位置情報とR・G・Bの色情報を持つ点群データを作成します。

オルソ画像と呼ばれる3D画像

真上からの写真情報だけなので周辺部はゆがんでいますが横からの写真を追加すれば建物も綺麗に立体化されます。

そこで測量したい地点を選択すると、長さ、高さ、深さ、面積、体積が測定できます。穴を埋める際に必要な土砂の量なども測定できます。さらには3D画像やCADデータに変換して設計などにも活用可能です。

長さ、高さ、深さ、面積、体積が測定できます

実技は自動航行、手動、緊急時対応も必須

座学の後は、千葉県君津市にある14万平米という首都圏最大級の提携ドローン飛行場で2日間の実技講習があります。

測量や設備点検などではGSPなどの自動航行アプリが一般的だそうです。スクールではまずGPSのアシストなしでの飛行訓練から始まります。GPSが切れた場合や複雑な構造の場所を飛行する場合は

GPSを頼らないATTI(マニュアル操縦)での操作が必要だからです。

そして、自動航行の実習もあります。自動航行アプリの設定をして実際に飛行させます。問題なく飛んでいる場合は、離陸から着陸まで送信機(プロポ)を持っているだけでまったく操作しないのだとか。しかし、「異常時には、自動航行から手動に切り替えて操作する必要がありますので、そこは実際に体験してもらいながら教えます」。

「上手でなくてもいいから安全に飛ばせるように」と、必要時は安全に墜落させる方法なども学ぶそうです。そして飛行後は、データ解析と計測方法についても学び、実地試験をして終了、というカリキュラムです。

実技は自動航行

▲飛行場は企業向けの実証実験環境として活用できるよう、畑や法面があり将来的にはソーラーパネルやボックスカルバートなどの構造物設置する予定だとか

御社でもドローンをビジネスに取り入れてみませんか?

ちなみに座学と実技試験にパスすれば、JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)の無人航空機操縦技能資格と無人航空機安全運行管理者資格、女性の場合はドローンこまち認定証が受け取れるそうです。そして、「D-ACADEMY」は国土交通省の認定校のため、飛行禁止地区等を飛行の際に国土交通省へ提出する申請の審査を簡略化できます。

修了後も飛行訓練やドローン事業についての相談やサポート、各種専門セミナー開催や豊富な人脈の紹介など、ドローン業界では老舗ならではの手厚いサポートもこのスクールの特徴です。

i-Constructionの流れはもう後戻りしません。大手建設会社の測量部門だけでなく、中小企業でもドローンの活用を考えてみてもいいかもしれません。測量や点検はもちろん、周辺ビジネスへの活用が進んでいく可能性が高いと感じられました。

取材協力:D-ACADEMY(

http://d-academy.co.jp/

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